緊急取調室3(2019)8話あらすじ･ネタバレ!7話の感想･評価評判などみんなの声もチェック♪

以前のドラマ内容が濃密な感じを強く受けていたので、今回はあっさりした雰囲気で架空の物語感が溢れていた印象を受けました。
殺害された坂本がスポーツトレーナーをしているだけあって、トレーニングのために使ってダンベルがとても重そうなのに、襲われた元妻の佐知恵が片手で軽々と持ち上げて殴り付けるのが不自然過ぎて笑ってしまいました。
また、前回までは経験豊富な女優さんたちの名演技が続いていたのに、ここに来て急に演技の経験が無いと思われるコメディアンを起用する意味もわからず、意外性を狙ったのか、それとも制作費が足らなかったのかと想像してしまい、玉垣を覗いて、ほとんどの役柄はベテラン俳優の方が演技されているので、ゲストも同等な方を起用した方が面白くなると思います。

オアシズの大久保さんがキントリに被疑者として登場！
普段バラエティーに出演しているところしか観ていないので新鮮でした。
しかもジュエリーショップの社長の役で、自社の男性社員と婚約中。元夫を殺害したとして自首したけれど、24歳年下の婚約者と近々結婚すると知り疑惑を抱くキントリメンバー。
「愛があれば年の差なんて」と言うけれど、実際には年の差があればあるほど他人は金銭目的ではないかと疑いたくなるものだし、それが正しい場合もあります。
実は元夫とグルだった婚約者が殺害していて、全てを知った上で罪を被ろうとした大久保さん、もとい伴さんが可哀想でした。
誰も信じたことがない、愛されたことがないからこそ、必死に築いてきた経営者としての立場を捨てても罪を被ることで愛されようとしたなんて切な過ぎます。

宝石会社の社長にまでのし上がったのに、やはり寂しかったのかなぁと思いました。
若杉が「もう既に死んでいた。」と佐知恵に話し、殺害した坂本のインスタント写真を持ってきた時、見て直ぐに坂本はまだ生きていて若杉が殺したんだと知りながらも、自分が代わりに自首したら結婚して、本当に好きになってくれるかもと信じたかったんだろうなぁと佐知恵の気持ちを思うと、少し後味の悪さが残りました。
年配の女性の気持ちを利用して、財産を取ろうとした若杉も坂本も酷いです。
しかしインスタント写真の1枚から殺害時刻の差を探り当てるところはスゴいと思いました。

今回は大久保さんが殺人の容疑者で登場するということで、しかも20歳以上離れたイケメンと結婚間近ということで、これは結婚詐欺か何かと思い、怪しすぎると思っていましたが、やはりといった感じのストーリーだったと思いました。
今の時代に、殺人の罪を受け入れ、出所を待つという本当に性格の良い男性は中々いないので、やはりという感じでした。
しかし、少しためらい的な感じもあったので、100％嘘という感じではなかったような気もしました。
そして、殺された坂本は最低だと思いました。
また、なぜ佐智恵は揺すられていることを警察に言わなかったのかなと思いました。

佐知恵が犯人なのか、それとも若杉が犯人なのか、よくわからない展開にとてもモヤモヤしましたが、そこがとてもおもしろかったです。
キントリのメンバーが人の心をうまい具合に転がそうとする様子がとても上手くてドキドキしました。
とくに、真壁が、ハルさんが出すことができなかった婚姻届を出すシーンは、衝撃的でした。
それほどまでに焦っていたのかなと思いましたが、これがきっかけで佐知恵が真実を話し始めたことは嬉しかったです。
まさか若杉の全ての企みを気づいていたなんて思いもしなかったので驚きました。
そんなことまでして愛が欲しかったなんて、なんだか不憫だし、結局佐知恵はこの事件で結婚することもできずまだ孤独に戻ってしまったわけで、そこがとても悔やまれます。

事件発生してキントリの出番と思ったら、初動捜査という取り調べではない仕事させるのは、刑事部長の磐城の思惑で、今のメンバーの解体を意味させていて、扱う案件も過去に栄光があった被疑者の面々で今は窓際であるのを目にした、刑事として豊富な経験と実績からの誇りがあるベテラン組の小石川と菱本は、上層部が自分たち2人を見た時に衰えているように感じているのかもと考えが浮かんできて、どんな結果でも受け入れようと話し合う中で、刑事として必要とされるのではなく、同情的に見ているだけの真壁が変化を受け入れない姿勢が危ないと気になり出す展開が描かれる気がします。

次回の緊急取調室は少し勝手が違うみたいですね。
キントリは取調べが専門で、普段初動捜査はしないのに次回では何故か初動捜査から関わることになるようです。
どういう思惑があるのか分からないけれど、真壁たちなら初動捜査も抜かりなくやってのけてくれるはずですよね！
小石川さんや菱さんなんてものすごく熟練していそうな感じですし、楽しみです。むしろ初動捜査から取調べまで一貫して出来るのなら、そのほうが都合が良いような気がしますが、そういう訳にはいかないのでしょうね。キントリは取調べに特化している課ですから。スペシャリストですし。
というか、キントリはほぼ毎回成果出しているのに振るいにかけられることが分からないです。もういい加減認めてあげて欲しい。

次回はネット広告会社の社長が殺害されるという事件が舞い込むようですね。
凶器と思われるパソコンもIDカードもなく、第1発見者の梅田からは何の情報も得られず悪戦苦闘する中、橋本が前日に叱られていたことが分かるものの、事件当日は木下と一緒に過していたことが証言で立証されてしまい、またまた振り出しに戻り、ガッカリするようです。
しかしそんな時に梅田が駅のロッカーにパソコンを持ち出し隠していたことが発覚するようなので、梅田の取り調べを真壁がすることになりそうですね！
真壁率いるキントリチームで、何故社長を殺害せねばならなかったのかを暴き出すのを楽しみにしています！

次回もキントリにしか解決が出来そうにない難しい事件が起こってしまうので、また真壁たちは苦戦を強いられると思います。
そして、被疑者が最近他の作品でもよく取り上げられているネット広告会社勤務というのも気になるポイントです。
急成長の分野なので、色々と問題が起こり、いざこざも耐えないと思うので、どういうふうに描かれるのかが楽しみです。
そして、事件も気になりますが、キントリ内でのいざこざも気になります。
今回も真壁と春さんの対立があったりと、解散の危機もあり、みんな少し気が立っていると思うので、次回も何か起こりそうな気がします。

容疑者らしき人物は3人もいるのに、殺害動機や容疑者同士の関係がうまく繋がらないということなので、いろんな伏線が使われそうでとても楽しみです。
容疑者3人がそれぞれウソをついていると思うので、それをどうやってキントリのメンバーが心を丸裸にしていくのかがとても気になりました。
3人が共謀して行った殺人なのに、みんなが自分は関係ないと主張しそうな気がしました。
そのため、容疑者同士が仲間割れをして捜査が混乱してしまいそうな予感がします。
そんな容疑者たちに、真壁は人が1人亡くなっているんだと、ガツンと言いそうだなと思いました。