家政夫のミタゾノ(2020)2話あらすじ･ネタバレ!1話の感想･評価評判もチェック♪

冒頭の公園を楽しそうにランニングする市民とゴミ拾いをしながらアクロバティックに駆け巡る美田園の光景は、コロナウイルスで自宅に引きこもる自粛ムードが続く最中の時にはちょっと残酷なモノに思えてしまい、ドラマの内容がクリーンというだけに仕方がなったとはいえ微妙に感じました。
今回のクリーンなイメージしかない国会議員の岩瀬が家族の疑惑から自身のクリーンでない事柄で失墜していくものとばかり考えていたのに、本当に岩瀬と家族全員がクリーンな存在だったとは予想外過ぎて驚いてしまい、岩瀬についていた秘書が息子の起こした自動車事故を警察に圧力をかけていたのが問題だったなと感じられ、岩瀬のクリーン過ぎる考え方が人を見る目がなかったようにも思えました。
岩瀬の後悔した言葉にアドバイスを送って去っていった美田園の行動は、病んだ副総理を失墜させ、考えが今一つだった岩瀬をクリーンな考え方をより深く具体的に成長させた世直しパターンの印象を受けたので、今回の美田園は社会派ドラマの印象だった気がしました。

これまで、幾度となくこのドラマを見ていましたが、これまでは、家族の中で何かしら問題事があったのに、今回は全く何も無いところからトラブルに発展するという展開で、珍しい感じがしました。
結局のところは、和夫が追い詰められすぎて起きた事でしたが、クリーンばかりにこだわっていた和夫は、遅かれ早かれ、このようなトラブルに陥っていたと思います。
三田園は、取り返しのつかない事態になる前に、一度家族をかき混ぜておこうと思ったのかと考えると、相変わらず鋭く素晴らしい家政婦さんだと感じました。
ただ、メチャクチャな感じは変わっていなくて安心しました。

これまでのシーズンも見ていた作品ですが、今作も面白かったです。床に散らばったガラスの破片を集めるのに、スライムを使うという三田園の豆知識は面白いなと思いました。今回の依頼人である岩瀬が「Mr.クリーン」と呼ばれていることが、岩瀬自身を苦しめてしまっていると感じました。息子の浩一が事故を起こした相手がヤクザではなく、薬剤師だと分かったシーンは笑ってしまいました。浩一が半グレ集団の一員であるということや、妻の美紗子のママ活疑惑が誤解だと判明して良かったです。岩瀬家に亀裂が入ってしまったのは残念でしたが、岩瀬が政治家として成長していたようなので良かったです。

人気ラーメン店の家庭に家政婦として派遣されたベテランの美田園と新人の霧島が、店主の令和時代には不釣り合いな言葉の使い方をするノーコンプライアンスの態度に現代っ子の霧島はパワハラと言い放つものの、美田園は時代にそぐわないからこそ来店する客が拘りのある美味しいラーメンを提供する店主だと考えさせる刷り込み宣伝方法と、十人十色違う捉え方をすると表現する気がします。
ラーメンに拘りがある店主はスープに力を入れているため、長年働いている片腕といえるくらいの従業員でさえ触らせないどころか近付けない厳しさを見せているものの、本当はインスタントラーメンの粉スープを適当に混ぜていただけとわかる展開と、店主の家族は店主のラーメンを狙っている企業から拘りのスープをメインにしたチェーン展開をする策略に乗せられて、店主を納得させようと話を持ちかけながら企業が欲しがるスープのレシピを聞き出そうと奔走、スープを盗み出して企業に渡してしまう事から秘密がバレてしまい、目先の利益を求めた結果の情けない顛末という物語になると予想しています。

次回は、ラーメン店でのパワハラがテーマのようで、これもまた話題になりそうなテーマだと思いました。
若い従業員に対してキツくあたるような予告がありましたが、個人的には、昔ながらの頑固親父なだけのような気がしました、
今の若い人たちは、少し何か強めに言われるだけで、すぐに騒ぎ立てるイメージがあるので、次回も、ただの修行のつもりなのに、訴えられてしまうパターンなのではないかと予想しています。
とはいえ、そんな事では、本来の三田園さんが見れないので、ラーメン店を脅かすほどの何か隠し事が、1つくらいはあってほしいと期待しています。

第2話の見どころはラーメン店を営む家庭に派遣された三田園たちが、どのような出来事に遭遇するのかという点です。依頼主はパワハラ気味なラーメン店の店主のようですが、店員が突然姿を消してしまうようなので気になります。三田園たちはラーメン店を手伝うことになるようですが、三田園の新たな豆知識が披露されそうなので楽しみです。また、今作から新たに加入した舞がどのような行動をするのかにも注目しています。舞は三田園に対しても物怖じしない個性の強いキャラクターのようなので、三田園と共にラーメン店の秘密を暴いてほしいと期待しています。